服への興味の原点は『裏原宿』にあった

元々私が服飾やファッションといったものに興味を持ち出したのは、大学で東京に出てきたときが始まりだったと思う。

私が18の時だから、1994~1995年頃でしょうか。

丁度その頃、原宿に「NOWHERE」というSHOPと出会ったことが、よりファッションへの興味を沸き立たせたのだと思う。

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1993年にNIGO®高橋盾が原宿にオープンしたNOWHERE(ノーウェア)。

これが「裏原系」というシーンの発端とされているこのわずか5坪の小さなSHOP。

ここにはA BATHING APEのNIGO®氏が買い付けてきたアメリカンカジュアルの洋服が売られていた。小さな店の中にテイストの異なった世界観が同居しているといった不思議な空間のお店だった。

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その当時は、『COMME des GARÇONS COMME des GARÇONS 』(通称コムコム)のシャツが売られていたなど、オリジナルブランドを販売しながらもセレクトショップ色が強かったように思える。

また店内に置いてある商品の数も極少く、一見さんお断りのような、興味ない奴は触らないでくれ的な雰囲気で、接客は皆無だったのが記憶に新しい。

この1年くらい後だろうか、「NOWHERE」が裏原宿のもう少し奥に場所を移したのが。その頃になると彼らと仲のよい友人達のお店がいくつもオープンしていた。

滝沢伸介氏が立ち上げた『NEIGHBOR HOOD』、オモチャを扱うヒカル氏の『BOUNTY HUNTER』、JONIO氏の趣味のような店『FUNNY FARM』、一部では根強い人気だった『LET IT RIDE』などさまざまなスタイルのお店が近辺に点在していた。『READY MADE』も懐かしい。

藤原ヒロシ氏やスケシンが発起人として始まった『GOODENOUGH』『ELECTRIC COTTAGE』も爆発的に人気がありましたね。

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そんな裏原に大学も行かず足しげく通ったものである。

FUNNY FARMに行った時なんかは、店の中でJONIOが接客そっちのけで遊んでいるんですから。自由と言うか、無邪気というか、服を売るという気なんか更々無いような感じで。

しかしそんな販売姿勢の逆を行き、新作が発売されれば即座に完売。それらのアイテムがすぐに高値で転売されるといった異常な状況が始まりだした。

エアジョーダンやエアマックスといったスニーカーではそのような状況を目にしてはいたが、洋服というものでプレミアが付いて高く売られるといった現象は、APEやUNDERCOVER、GEが先駆けではないでしょうか。

私も実際に購入したAPEの1stカモ柄スノボジャケットなんかは、6万前後で購入したにもかかわらず古着屋で30~40万で販売してたのですから異常ですよね。

※キムタクがCMで着たのをキッカケに高騰した。関連画像

 

『裏原宿』とは無縁の人には、何を言ってるのかさっぱり分からない話にはなってしまいましたが、間違いなくこれらのブランドが面白く刺激的な文化を牽引していたのだと思う。

 

私のファッションへの原点がNOWHEREを中心としたそんな『裏原宿』にあったのです。

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