月額5800円の飲み放題カフェが京都に。サブスクリプションの動向は・・・

 

月額制カフェ「HANDELS VAAGEN」

京都発のアイスクリームブランド「ハンデルスベーゲン(HANDELS VAAGEN)」を運営するフレックスが11月1日、月額制飲み放題システムのカフェ「ハンデルスカフェ(HANDEL’S CAFE)」を京都の北大路・ゼスト御池にオープンする。

月額5800円でコーヒーやカフェラテ、カプチーノ、キャラメルラテなど9種類のドリンクを自由に飲むことができる。利用には店舗ごとの会員登録が必要(京都店は2店舗の利用が可能)で、会員登録は決められた時期にしかできない。次回の募集は各店舗ともオンラインで10月下旬の会員登録開始を予定している。

「“気軽にカフェを利用したいが、お茶代が気になる”という悩みを解決するため、毎日利用してもらえる仕組みを考え、月額飲み放題システムにたどり着いたという。横浜ポルタ店では募集開始後5分で定員の50人に達したこともあり、回を重ねるごとに募集人数を拡大している。
[WWD JAPANより記事抜粋]

「handels vagen(ハンデルスベーゲン)」の画像検索結果

 
■「ハンデルスベーゲン」北大路店
オープン日:11月1日
時間:11:00〜20:00
住所:京都府京都市北区小山北上総町43-2

■「ハンデルスベーゲン」ゼスト御池店
オープン日:11月1日
時間:10:30〜20:00
場所:ゼスト御池
住所:京都府京都市中京区御池通寺町東入下本能寺前町492-1

 

ハンデルスベーゲン(HANDELS VAAGEN)とは
http://handels-cafe.com/

「handels vagen(ハンデルスベーゲン)」の画像検索結果2011年に創業。この地から、「世界に通じる本当に美味しいアイスクリームを」をコンセプトに、世界中から「一流」が集まる京都で最高の食材と腕利きの職人たちにより作り出されるスウィーツの数々。

目指したのは「記憶に残る本物の味」。板前として修行を重ねた料理長が生み出すアイスには、素材の味を活かすという和食の考え方がベースになっている。
世界各国、日本全国から吟味した材料を使用。旬を活かした、季節の美味しさ、素材そのままの味わい、伝統的なアイスクリームの製法に、和食の考え方を取り入れることで見えてきた日本らしい、京都らしいクリエイティブなアイスクリームの新しい形。

現在は、京都に二店舗の他、銀座と横浜、10月5日より池袋店がオープンしている。


 

月額制を取り入れる店舗の増加

「ハンデルスベーゲン」のように月額制を取り入れる店舗が今後増えてくると考えられる。サブスクリプションの飲食店版ですね。実際に先駆けてサブスクリプションを取り入れてる飲食店を紹介したいと思う。

 

スナック うまい棒

JR小倉駅から徒歩約7分の場所に店を構える。チャージ500円(税込)の1ドリンク制で、現在発売中の全16種類の「うまい棒」がぜんぶ食べ放題。30本までなら持ち帰りも可能というから驚きだ。
さらに2月から10万円払うと(税別、カード払い可)、生ビールが一生飲み放題になる新サービスもスタート(毎回チャージ500円(税込)は必要)。サービス開始からその権利を獲得している常連客も増えている。現在はカクテルや焼酎などを含む全ドリンクを一生飲み放題に。但し、一生飲み放題の権利獲得の期間は決められている。
また今春から「1カ月間540円(税込)でランチタイムのカレーを提供することも始めた。初回のみ登録料1,080円(税込)を払えば540円で毎日無料。ご飯大盛り無料だ。
また月額3,000円(税込)で、ワインが1日3杯まで飲めるワイン定期券もスタート。全国から問い合わせが殺到している。
「スナック うまい棒」を立ち上げた株式会社ネクストスタンダード代表取締役の大山氏は現在、「スナック うまい棒」は譲渡し、1カ月間540円の月額制ランチの新店舗を展開している。

 

アメリカでも100店舗からお持ち帰り可能なランチ定額制

米サンフランシスコでは近隣の約100店がランチを提供米サンフランシスコのランチは平均12ドルもかかる。日本よりも出費が顕著だ。そんな中、1食あたり6から7ドルでランチが食べられる「MealPal(ミールパル)」という月額サービスが昨年よりスタートした。

月20食で月額120ドル、12食で77ドル、6食で42ドルと3つのコースがある。ボストンやニューヨークなどでサービスを提供。サンフランシスコではオフィスが集中している地域の約100店をネットワークしている。1食あたり6ドル~の計算だ。オフィス周辺で10ドル以下のランチを探すのは至難の業なので、かなりの節約になる。

利用者はウェブかアプリからランチを事前オーダーする必要がある。受付時間は前日の夜7時から当日朝の9時半まで。各レストランが提供するメニューは1日1種類だ。お店の場所を確認し、15分刻みの受取時刻を選び予約を完了する。
当日、時間になったらお店に出向き、カウンターで用意されたランチを受け取る。もちろん、お持ち帰り用にパックされている。ランチタイムの行列を回避できるのもメリットだ。

ちなみに通常価格は11ドル。約半額でランチを食べられるこのサービス、店側にメリットはあるのか。このサービスは基本的にお持ち帰りなので、キッチンの稼働をあげれば店側も対応できる。事前注文に従い、忙しくなるランチ前の時間に下準備が可能。メニューも1日1種類で材料調達コストを下げやすい。
このようなWin-Winの関係でアメリカでも広がりつつあるのである。

 

富裕層に向けたサブスクリプションの動き

『ボルボの新車がサブスクリプションで所有できる。保険、税金、サービス料全て込みで月約9万5000円』

“オンライン上で注文をすれば、Care by Volvoの顧客はすぐにVolvoの新車に乗ることができます。頭金や保険料、税金やサービス料、地域や年齢によって変わる料金といった、従来の(車購入にまつわる)費用を心配する必要は全くありません。”

 

10月初旬、あの自動車メーカーVolvo(ボルボ)から、自動車の所有の仕方を大きく変える動きが発表されたのだ。

これまでも「Norel」のように外部サービスによって車を月額でレンタルするものは存在していましたが、自動車メーカー自身が車の所有方法を変えようとするのは新しい。Care by Volvoでは2年ごとに新車に交換が可能。月々の支払いの予算さえあれば、とりあえずVolvoのかっこいい新車を所有できる。これにはニーズが期待できそうだと注目を集めいている。

正式な値段はまだ発表されいないが、英国でのサービスは月約9万5000円(£629)になるとMotor Authorityが報じており、先進国間ではそれほど大きな値段の差が出ないとするとアメリカでもそれくらいになるのだろうと予想されている。そうなると一般的なリース契約の方が得では、という気もするが、Care by Volvoは2年の契約単位が終わった時に車の値段の残額を支払ってしまって車をサブスクリプションではなく所有することもできる点が異なっています。

またキャデラックも似たようなサブスクリプション・モデルを発表している。Volvo XC40はアメリカでは370万円での販売を予定しているが、Volvo、キャデラックと頭金など初期投資が大きくなりがちな高級車でサブスクリプション・モデルを愛用する人は多いのではないかと予想されている。

 

月額制の映画館通い放題サービス「MoviePass」

月額”約1,000円”で毎日映画館にいける!元Netflix CEOの”月額制”サービスが急成長中米「MoviePass」も新たなサブスクリプション型サービスの一つだ。2011年に開始した同サービスは月額料金を支払うと、1日1本まで2D映画を提携先の映画館で観られる。ユーザーはアプリで作品を事前に予約し、MoviePass専用のカードで決済を行う仕組みだ。

2011年にサブスクリプションを開始した当初は映画館チェーンからの協力はゼロだったが、地道にサービスの改良を重ねた結果、現在では米国にある映画館の9割がMoviePassに対応している。

同サービスの創業者は、音楽・映画業界出身の実業家Stacy Spikes氏と、実業家兼投資家として複数の事業に携わるHamet Watt氏だ。Spikes氏はホームビデオやケーブル放送がサブスクリプション型サービスに取って代わられる様子をみて同サービスの着想に至ったそうだ。MoviePassを「映画好きによる、映画好きのための」サービスと形容している。



 

サブスクリプションに対する周りの反応

堀江 貴文
SNS media & consulting K.K. Founder
ええと、実際に私が経営に関わってる某メガ盛り系ベンチャーはサブスクリプションモデル真面目に考えてますよ笑笑

 

高岡 浩三
ネスレ日本 代表取締役社長兼CEO
ネスカフェ・アンバサダーも100%サブスクリプションモデルで成功している。ネスカフェドルチェグストのコーヒーカプセルの売上の半分は、eコマースのサブスクリプション(定期購入)だ。会員制で毎月の定期購入のため、メーカーとしては一度会員獲得すれば、その後の販促活動と費用が要らないから利益率の高いビジネスモデル。もちろん、eコマースが可能になったからこそのビジネスモデルと言える。もちろん、ドロップアウトを防止するための、顧客のニーズに対応したサービス内容の多様化は必須だ。今では弊社のeコマースビジネスの大半がサブスクリプションモデルになっている。コーヒーマシンも、カプセル購入がサブスクリプションだと基本無償で貸与する仕組だ。
このサブスクリプションモデルの成否は、やはりマーケティングでいうところの「顧客の問題解決」の有無にかかっている。
◉いちいちオーダーする手間が省ける
◉思わぬ家庭内の在庫切れ(買い忘れ)が無い
などの顧客の問題解決があるからこそ、定期購入のメリットが生まれてくる。メーカーの利益率が高い分、購入者の価格メリットも当然生まれる。
21世紀型のeコマースビジネスに、このサブスクリプションモデルは欠かせない。

 

占部 伸一郎
東京大学経済学部卒。コーポレーションディレクション パートナー
「サブスクリプション」という言葉だけだと、いくつかの事業モデルの議論が混在しており、記事もコメントも今一つ混乱しているように見えます。
もともと、雑誌の定期購読がひとつの語源なので、どうせ買うものを期間契約する(多少の割引はあるだろうが)というのが一つのイメージ。
そこから転じて「サブスクリプション型コマース」のように言われる時は、定額を払うと福袋のように事業者のチョイスで価値の大きなものを送る、というモデルが多い気がします。
一方でタイトルのラーメン屋にあるような「どんなに使っても定額」的な意味だとすると、会員権ビジネスで全く違う経済性の話。
さらに、記事の冒頭にあるような「所有から利用」みたいな話は、ワンショットでの投資ではなく、利用ごとに都度課金する、利用を見越してメンテなどのサービス込を分割で払う、みたいなものにも使われたりします。
流行りワードに惑わされず、どんなモデルかを考える癖をつけることは重要です。

 

サブスクリプションの今後

今後、更なる拡大が見込まれるサブスクリプション。消費者は、サブスクリプション対象の中から商品・サービスを発見し、試して、良いものは、まず利用する。そして、その商品が本当に欲しくなれば、一部の消費者は購入するといった行動をとるようになることが考えられる。
そして今回ピックアップしたような企業が増えてきているように、日本でもサブスクリプションは広がりつつある。
Amazon.co.jpがデジタルでサービスするだけでなく、airCloset等の洋服の借り放題やIDOMによる車乗り換え放題などのサービスが既に昨年暮れから始まっている。
サブスクリプションは、消費者の意識の変化を背景にリアルの制約を破ることで、今後、日本の様々なビジネスを変えることになるのではないだろうか。

 

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